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ルンルンしながら、おうちに帰ろう [閲覧数TOP30]

(水森亜土さんの夢を見たわけではありません)


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つ然、聞かれた。それは学生時代、アルバイト先の常連さんから

「君は文学部でもないのに、結構面白いことを言うよね」「好きな作家はだれ?」

この白髪混じりの長髪と口ひげが特徴の常連さんはかつて優秀な生保レディだった奥様と二人で歌舞伎町近くのショットバーを経営していた。また、この

ックシンガーの桑名正博似の常連さんは、売れない劇団の代表者でもあった。

「私は高校時代、椎名麟三と川上宗薫を好んで読んでいましたが、どちらかというと小説よりも映画の方が好きです。」

「ふ~ん、そうなの。君はまともなサラリーマンにはなれないね!」

彼はこの台詞が気に入ったのかどうかは定かではありませんが、たびたび口にしていました。特に、私のアルバイト賃金が支給される日に限って、彼は私を下北にあるスナックに半ば強制的に連れていき、マイケルジャクソンのビート・イットが流れる中で、何度もこの台詞を繰り返していました。

彼が私の給料日を狙ったのは、私にそのスナック料金を割り勘にさせるためではなく、売れない彼の劇団チケットを買わせるためだったのです。

当時、野田さんの「夢の遊眠社」や鴻上さんの「第三舞台」が人気絶頂で、彼の劇団もそれを真似たようなものでしたが、私には全く興味がありません。それでも、彼からは色々な悪さを教えてもらったこともあって、その授業料のつもりで毎回五人分を引き受けていました。ただ、実際に彼の作品を観に行ったのは二回だけで、チケットのほとんどは無償で知り合いに消えていきました。

 

ンルンという言葉が流行ったのもこの時期です。その後、私は立派なサラリーマンになりました。(^^;

こちらの建物を久しぶりに見て、その頃の事を昨日のように思い出しました。(おわり)


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水森亜土さんのイラスト

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(^^)/~~~ おっす!






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